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情熱人生

東京帰ってくるや、ミナコさんより緊急出動令!
わっせわっせ・・・と馳せ参じたいところ、家がばたばたしているため大岡山までお越しいただき、商店街の喫茶店(お互い10年ぶりくらいの珈琲館)で、モロッコ年越し旅行の話に聞き入る。
ミナコさん2度目のモロッコ。1度目の旅もすごく素敵で、私もモロッコ旅行の時は多いに参考にさせてもらったんだけど、今回のはちょっと無理みたい。
なんといっても運命の出会い、がついてきたのだから。うほほ〜〜

あー、もう時間が全然足りなくて、写真もまだ途中までしか見ていないんだけど(とはいっても3時間近くはいたけど)、買い出し予定があったので途中で終了。
うー、静かに、見守りたいと思います。いまだ興奮覚めやらずだけど。

暗くなってたので、買い出し先はOKストアに予定変更。
車の中で、興奮した私がちょっとだけやすりんに話してみたところ、
「モロッコで出会い?ジゴロじゃなくて?」とこの一言。
なんか・・・自分も他人の話をサワリだけ聞いたらそう思うかもしれないけど、
「なんて心が汚れた人〜」なんて思ってしまったわ。
すべてを型にはめてしまうのって、大人の悪いところだなあと。
「私は自分が傷ついたとしても、何もない人生よりは情熱的に愛し愛される方がいい!」などと熱く激論をかわし(もはやミナコさん全く関係ないハナシ)、私はなんて冷めた心の汚れた人(←ヒドすぎる)と結婚してしまったんだろうと思った10分間。さらにもし別れたとしたら、私は運転も出来るしご飯も作れる。仕事がないな〜とぱぱぱっと想像した数分間。
きっとバランスが取れてるんだろう私たち夫婦、と気づいたOKストア。


ついでに思い出したのは、イタリア語翻訳家の有名なエッセイの冒頭に、
「ローマでイタリア人と知り合い、めくるめく2週間を過ごした友人が、最後は空港に見送りにもこなかった男について「それでも騙される前の私より、騙された後の私の方が好き」と言っていて、それがイタリア人の魅力の本質だ」とかなんとか書いていたなあと思い出した。そうなのよー!
私もイタリアで荷物を盗まれた時、悲しいとか辛いというより、なんか楽しかった思い出があり。
(パスポートが盗られてたら印象は違うかもだけど)
あのトラブルがあったことで旅は濃密になって、特別になって、その後の方がイタリアを好きになったといえばそうだ。(盗まれたから好きになったわけではないけど)

あ、泥棒の話ではなくて、恋の話。
誤解のないように何度も言っておくけど、ミナコさんの話とは別です。(こっちはジゴロでも何でもない、素敵すぎる恋の話)

海外で恋に落ちるとか、よく聞く話だとか、どうせ騙されてるんだろうからやめとけとか、
自分もそんな風に思いがちだけど、でもよくある話だったとしても、皆が同じ人に同じ場所で出会ってるわけじゃないし、何よりもそんな風に心を閉じて道を歩いていることが悲しいことじゃないかってことを、とても当たり前にかつては思っていたことを思い出した。という話。

恋に限らず、海外にも限らず、確かにミナコさんはいつも心を開いて歩いてたなあ、だから私にも気軽に話しかけてきてくれたんだった、ボローニャのあの暗い教会のお土産売り場で。
旅を前に、いいことを思い出したなって思った。
ま、私もわりとオープンハートでいろんな人と話したり出会ったりする方だけど、最近やすりんと旅行してるから気づくと2人だけの世界@舞台は素敵な海外、だったりするしね。私は舞台に行きたいんじゃなくて、その世界に入って行きたいんですからね。
by bambolinadue | 2011-01-11 17:55 | わたし日記


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