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MELANCHOLIA

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映画から遠ざかってる最近、何が見たいのかすらわからないまま、上映されては消えていってる作品たち。でもこれだけは見なきゃというのがいくつかあって、見に行けるのは幸せ。
子供がいると映画、読書から確実に遠ざかってしまう。でもこれらは私に取って大事なものだから、家族の協力がありがたいのです。
というわけで、ずっと待ってたコレがようやく上映。『メランコリア』

Oh my大好きなシャルロット・ゲンズブールと、好きと言っていいのか・・好きな訳じゃないけど・・私の心にいつも何か残す、監督はラース・フォン・トリアー、そしてりりぃが私に「めちゃ似てる!」と言うが全く似てないと思うし嬉しくもない(もし彼女を美しいという人がいれば非常におこがましいけど)キルスティン・ダンスト。

りりぃがわざわざ仕事後に渋谷まできてくれて、20時半からの回で鑑賞。
きっと「ものすごく暗い」か「救いようがない」か「意味不明」だろうと思って臨んだけど(『奇跡の海』も『ダンサーインザダーク』もすごかったし)、
とってもシンプル。そして映像がものすごく美しく、じわじわと恐ろしく、まるで夢で見る世界みたい。そう、リアルでキレイな夢を見ていたみたい。

舞台は庭に18ホールあるような大金持ちのお屋敷だけ。
第1部「ジャスティン」、クレア夫婦の住む豪邸でのジャスティン(キルスティン・ダンスト)の華やかな結婚式から映画は始まる。これがまた華やかだけどむなしいの。というのも花嫁が全然幸せそうじゃないし、奇行ばかりして、沢山いるゲストも新郎新婦を本当に愛してる人たちじゃないからかな。
一晩かけて行われるパーティ、どんどんゲストは帰っていき、残ってほしいと願った父も帰ってしまい、明け方には新郎までも帰宅。
私的には、なんか「金持ちだけどケチでちっちゃいおじちゃん」を演じてるキーファー・サザーランドがリアルで愛らしくてツボ。

第二部は「クレア」。第1部とは一転、広いお屋敷に3人家族+ジャスティンの生活というのは見てるだけで悲しく心細くなるくらい。地球にはメランコリアという惑星が近づいていて、そのせいで空には月ともうひとつの惑星が光ってる。惑星が近づくことでジャスティンは躁鬱病→廃人?、クレアは異様に怯えてる。実際にどんどん惑星は空の上で大きくなり、「地球を接近通過するというが、本当は衝突するんじゃないか」と怯えながらその夜をテラスで観察して過ごし、小さくなって(遠ざかって)いく惑星を見て歓声を上げるところなんかは、私までほっとしたり。

いやいや、全部書いてしまいそうになっちゃった。
最初にシャルロットが画面に映ったときは、あまりの老け具合にショックを受けたけど(キーファーも同じ)、それでもやはり好き。映画で見たのは久しぶり。
(でもこの2人が姉妹って、ありえないくらい似ていない)

地震が来るかも、地震雲だの魚がいっぱい打ち上げられただのを耳にするこの頃には、惑星が近づいてくるという恐怖や、最後のときをどう過ごすかと考えるのは、そうかけ離れた世界ではない気がして、いろいろと考えてしまった。(ハリウッド映画なら絶対惑星やっつけに行くな、とやすりん。ええ、そういうのとは無関係な映画です)
昔は星を観察するのが大好きだったから、空に別の惑星が月のように浮かんでいる情景は、まさに私が小さな頃に見た夢みたいで。でも星空にワーグナーを合わせるとあんな風になるのか、、美しいけど怖い怖い。あんまりワーグナーって知らないし好きじゃないと思ってたけど素晴らしかった、『トリスタンとイゾルデ』。

そしてワタシってやっぱり暗い映画が好きなのかも、と思い返す。若い頃は好んで見たけど、年取った今は辛くて食指が動かないけど、やっぱり好きなのだ。『メランコリア』は、『奇跡の海』(好きだけど、暗いし救いがなさすぎて二度と見れない気がする)、『ポーラX』で「好きな3大暗い静かな映画」に入れることに。(『セントラルステーション』とか『バグダットカフェ』はまた違うジャンル)

は〜、最近映画アタリ続き。
予告見てたらいろいろ見に行きたくなるもんだけど、『ヒューゴのなんたら』とか見たいね。
そして・・・エヘ。『タイタニック』の3Dも行きたいかも〜って思ったりして〜(映画館6回目?!←日本だけちゃうで、という言い訳あり)
行きそうなワタシ。
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by bambolinadue | 2012-02-29 10:10 | わたし日記


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